2025年2月14日、順豊航空(SFエアラインズ)は、世界最大の767-300BCFユーザーとして、広州飛機修理工程有限公司(GAMECO)にてボーイングの第100機目となる767-300BCFを正式に受領しました。これにより、順豊航空の767-300BCF機材は25機、ボーイング貨物機の保有数は90機となりました。
767-300BCFとは?
767-300BCFは、中型ワイドボディの双発改装貨物機で、最大搭載量は56.5トン、航続距離は6,190kmに達します。運航コストの効率性、貨物スペース、燃費性能など、多くの面で優れた特性を持ち、航空貨物市場で非常に人気の高い機種です。
ボーイング、GAMECO、順豊航空のコメント
ボーイング社の客室改装部門副社長Doug Backhus氏は、「順豊航空とGAMECOと共に、第100機目の767-300BCFの完成を祝えることを嬉しく思います。この機体は、今後数十年間にわたり、航空貨物業界で重要な役割を果たし続けるでしょう」とコメントしました。
GAMECOの総経理Marc Szepan氏は、「世界第100機目の767客改貨(P2F)機の改造を担当できたことを大変光栄に思います。順豊航空、ボーイングとの長年の協力により、高品質な改装・納入を実現してきました。今後も世界の航空貨物市場の成長を支えるべく、最高の改装・定期点検サービスを提供してまいります」と述べました。
順豊航空の整備部門副社長である李鋼氏は、「2016年に初の767-300BCFを導入して以来、この機体は当社のネットワークの中核を担っています。国内線の高頻度運航や国際貨物輸送の厳しい環境下でも、極めて高い信頼性と安定性を発揮し、当社の事業拡大を支えてきました」と語りました。
順豊航空は今後も貨物機の拡充を進め、より効率的で信頼性の高い航空物流ネットワークを構築していく方針です。
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