中国国際航空(国航)は、2024年の年次報告書において、2025年から2027年にかけての国産旅客機C919およびC909の導入計画を発表しました。これは、南方航空(南航)に続く発表となります。
導入計画の詳細
国航は、2025年にC919を10機、C909を2機導入し、2026年にはC919を10機、2027年にもC919を10機追加導入する予定です。これにより、2027年末までに国航のC919機材は合計33機となり、南航のC919機数と並ぶ見込みです。
機種 | 2024年以前 | 2025年 | 2026年 | 2027年 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
C919 | 3 | 10 | 10 | 10 | 33 |
C909 | 33 | 2 | – | – | 35 |
国産旅客機の生産体制に影響も
南航はすでに2025年に12機のC919を導入する計画を発表しており、今回の国航の発表と合わせると、2025年のC919導入機数は少なくとも22機に達します。さらに、中国東方航空(東航)もC919の導入を計画しているとされており、中国商用飛機(COMAC)による生産能力への負担が懸念されています。そのため、計画通りの機数が納入されるかどうかは、今後の生産状況次第とみられます。
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