最新の情報によると、モンゴル民間航空(MIAT Mongolian Airlines、IATAコード:OM)は、2025年4月6日よりウランバートル=広州線の運航を再開する予定です。この路線は週2便の運航を予定しており、ウランバートル発の便は毎週木曜日と日曜日、広州発の便は毎週月曜日と金曜日に運航されます。使用機材はボーイング737 MAX 8で、片道の飛行時間は約4時間となります。
さらに、2025年5月21日からはウランバートル=北京首都国際空港線の増便も予定されています。需要の高まりに対応する形での運航拡大となります。
運航スケジュール(現地時間)
ウランバートル – 広州
- 便名:OM235
- 出発時間:21:05
- 到着時間:01:05(+1)
- 飛行時間:約4時間
- 運航日:毎週木・日
- 使用機材:ボーイング737 MAX 8
広州 – ウランバートル
- 便名:OM236
- 出発時間:02:05
- 到着時間:06:15
- 飛行時間:約4時間10分
- 運航日:毎週月・金
- 使用機材:ボーイング737 MAX 8
モンゴル民間航空(MIAT Mongolian Airlines)について
モンゴル民間航空(MIAT Mongolian Airlines)は1954年に設立され、ウランバートルのチンギスハーン国際空港(Chinggis Khaan International Airport)を拠点とするモンゴルの国営航空会社です。IATAコードはOM、ICAOコードはMGLです。
現在、モンゴル民間航空は以下の10機の航空機を運航しています:
- ボーイング737-800 × 3機
- ボーイング787-9 × 2機
- ボーイング737 MAX 8 × 1機
- ボーイング757-200 × 1機
- ボーイング767 × 1機
- 三菱CRJ-200ER × 1機
- -702ER × 1機
なお、モンゴル民間航空の公式ウェブサイトでは「モンゴル航空株式会社」という日本語表記が使われており、一部のオンライン旅行予約サイト(OTA)でも「モンゴル航空」という名称が採用されています。しかし、モンゴルには別の航空会社である「モンゴル航空(Aero Mongolia、IATAコード:M0)」が存在するため、混同を避けるために「モンゴル民間航空」という訳語を使用しています。
目的地紹介:ウランバートル
ウランバートルはモンゴルの首都であり、同国最大の都市です。モンゴル高原の中央部に位置し、政治・経済・文化・交通の中心地となっています。都市部には近代的な高層ビルが立ち並ぶ一方で、伝統的なゲル(移動式住居)も残っており、伝統と現代が融合した独特の景観を持っています。
ウランバートルの気候は温帯大陸性気候に分類され、夏は短く涼しく、冬は長く厳しい寒さが続きます。夏の終わりから秋の初めが旅行のベストシーズンとされ、気候が快適で自然の景色も美しくなります。
ウランバートルの観光スポット
- チンギスハーン広場
ウランバートルの中心部に位置する象徴的な広場で、チンギスハーンの銅像が立っています。広場の周囲には政府庁舎や近代的な建物が並び、歴史と現代が共存する景観が広がっています。 - ガンダン寺
モンゴル最大の仏教寺院であり、黄金に輝く巨大な弥勒仏像が祀られています。宗教文化を感じることができる観光スポットとして、多くの参拝者や観光客が訪れます。 - テレルジ国立公園
ウランバートル郊外にある自然公園で、広大な草原や清流、森林が広がる景勝地です。乗馬やトレッキングなどのアクティビティを楽しむことができ、大自然の美しさを堪能できます。
ウランバートルは交通の便も良く、チンギスハーン国際空港は市の西部に位置し、中心部から約18kmの距離にあります。多くの国際航空会社が乗り入れており、海外からのアクセスも便利です。また、シベリア鉄道が通っているため、鉄道を利用して周辺国への移動も可能です。
モンゴル民間航空によるウランバートル=広州線の再開と北京首都線の増便により、中国とモンゴル間の航空アクセスがさらに強化され、両国間の旅行やビジネスの利便性が大きく向上することが期待されています。
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